『結婚』について、どのようなイメージをお持ちですか。楽しい雰囲気、それとも…?
 結婚契約書(婚前契約書・婚姻契約書)は、結婚をするふたり、結婚を考えていきたいふたりが、自分たちの結婚生活について話し合い、互いの気持ちを確認をする「ふたりの意思表明」のようなものです。また、お相手が結婚に乗り気でない…というときにも、結婚を考えるきっかけになることもあります。
 結婚は、人生の一大イベントと言われています。しかし、結婚をしたい相手であっても、「お金のこと」「仕事のこと」「親のこと」などは、なかなか話しにくいものです。話しにくいけれど、大事なことだからこそ、相手の気持ちを知りたいし、自分の気持ちも伝えておきたい事だと思います。

ふたりのこれからについて話し合うきっかけとして、結婚契約書を作ってみませんか?おふたりだけでも作れます!


 『結婚契約書』という文字だけを見ると、面倒なものに感じるかもしれませんが、中身はとてもシンプルです。『ふたりの結婚生活を、これからの人生について、ふたりで考える』これだけです。
 とはいえ、一から結婚契約書を作るのは簡単ではないかもしれません。このホームページでは、結婚契約書(婚前契約書・婚姻契約書)の種類や作り方を、説明しています。

幸せなときだからこそ、ふたりの結婚をより良いものに!結婚生活について、真剣に考える機会になります。お互いの気持ちを再確認するためにも、ぜひとも結婚契約書をご活用ください。公正証書にされるなら専門家に相談を!

 


※注意点とお知らせ
 当サイトだけでもおふたりで婚前契約書を作成することは可能です。ですが、プレナップ(婚姻契約書などすべて同じ意味)は、昨今流行しているエンディングノートと同様、法的効力は弱い(内容によっては無い)ものです。正式な制度としてあるわけではないので、専門家に作成やサポートを依頼したり、相談したりするのもひとつの手段です。当サイトを運営する事務所には、全国から相談があり、情報が集積しているので、公正証書化したい場合などは是非お問い合わせください。

結婚契約書、婚前契約書、婚姻契約書って何?

もっとくわしく…

 最近テレビや雑誌などで見かけることがある『結婚契約書』(婚姻契約書、婚前契約書、プレナップなどはすべて同じ意味です)。でも、日本ではまだまだ馴染みのない言葉です。あなたの周りでも、結婚契約書を交わしているご夫婦は、まだ少ないことかと思います。
 今までの日本では『結婚契約書』は、欧米の有名人、ハリウッドスター同士の結婚などでしか耳にしないイメージでした。ようやく、日本国内の芸能人が婚前契約書を交わした話がマスコミで取り上げられて少し知名度が上がった感じですね。
 欧米では「Prenup(プリナップ・プレナップ):婚前契約」といわれ、結婚をする5組に1組が交わすほど、一般にも広がっていると言われています。欧米は、「個人主義」が浸透しており「契約」が、生活の一部になっています。また、結婚についても、「契約する」という概念が前提のようです。
 この「契約」や「結婚」に対する考え方・文化の違いが、結婚契約書が広まるかどうかに深く関係しているのかもしれません。
 ようやく日本でも、結婚契約書を交わす夫婦が出てきています。たとえば、日本の俳優と女優が、この結婚契約書を交わしたことで問い合わせもかなり増えました。
 この結婚契約書は、誰でも作ることができます。難しい手続きなどはなく、結婚をする(している)ふたりで話し合って作っていく契約書なのです。とはいえ、その中身は、夫婦ごとに違うとともに、契約書も1枚で完成する人もいれば、1冊の本ができあがる人もいることでしょう。

 結婚には、「愛情」が大切だと、よく聞きます。その一方で、いまや、結婚した夫婦の3組に1組は離婚をしています。これからの「お金のこと」「仕事のこと」「家のこと」「趣味のこと」など、相手に聞きたい事を聞けないまま結婚をするのは、とても不安です。ほんの些細な不安な気持ちが積もり積もって、「結婚した夫婦の3分の1が離婚」ということに繋がっているとも思います。

 「結婚生活を互いにうまくやっていくために、ふたりで話し合い、その気持ちを文章にして、目に見える形で残しておく」というのが、この結婚契約書です。